看護師には正看護師と准看護師の資格がありますが、医療現場から必要とされる度合いには多少の違いがあるようです。
正看護師のほうが採用されやすいと考えられますが、逆に考えれば即戦力を期待されているとも言えます。
国家試験を受験するときにしっかりと勉強しているでしょうが、臨床未経験の看護師からすると点滴や採血などの実務を正しく行えるのか不安になるかもしれません。
看護師が働く環境としては大きな総合病院から個人経営のクリニック、介護施設、デイサービスなど多岐にわたります。
大きな病院ほど研修制度がしっかりとしていると考えられますが、その忙しさから自分が期待した通りの研修が受けられない可能性もあります。
准看護師が応募する時には実務経験を求められることもあります。
そうなると未経験の准看護師が働ける環境が狭まるわけですが、厚生労働省が潜在看護師の就職支援に乗り出しています。
団塊の世代が後期高齢者となる2025年には、医療従事者が10万人規模で不足すると言われています。
その状況を乗り越えるために一度離職した看護師だけではなく、未経験の看護師も働けるように潜在看護師の掘り起こしに力を入れています。就職を希望する人一人に対してどれくらいの募集があるのかを表す数値を有効求人倍率といいますが、医療現場の有効求人倍率は他の職種よりも高くなっています。
臨床未経験の看護師であっても応募できる求人を探して一歩踏み出してみましょう。